若手社員3名が振り返る、入社後の研修とこれまでの業務
当社の「システムソリューション2部」「インフラマネージドサービス部」「BPOサービス部」に所属する若手3名が、自身の入社後の流れを振り返りつつ、仕事の進め方など、それぞれの部署の様子を語り合います。普段は部署間で交流の機会が少ない中、今回は初対面となる若手社員3名が一堂に会し、入社後の経験や日々の業務について語り合いました。各部門の特徴や働き方の違いを通じて、当社の多様なフィールドについて理解を深めていただければ幸いです。

Member

  • R.Y2021年 入社
    法学部

  • M.Y2023年 入社
    文学部

  • K.S2020年 入社
    経営学部

それぞれの部署の様子と現在の担当業務

K.S

それでは初めに、自己紹介も兼ねて、現在の担当業務についてお話ししましょう。

R.Y

私は入社4年目で、現在は九段下にある親会社のオフィスに勤務しています。入社当時はシステム開発3課で、証券システムの開発を担当していましたが、昨年2課に異動し、現在は開発支援を行う政府系機関のシステム開発に携わっています。

M.Y

私は入社2年目で、入社以来、本社にあるBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービス部に所属しています。BPOというのは、お客様の事務業務の管理・運営などを一括で請け負い、お客様が自社のコア業務に集中できるようにするサービスを指します。私は現在、3社の給与計算のアウトソーシング業務を担当しています。

K.S

給与計算業務を担当されているんですね。お客様の大切な情報を扱う仕事なので、非常に重要な役割ですね。

M.Y

そうなんです。専門知識が必要な業務なので、研修を受けたり、専門分野の人に相談しながら進めています。

K.S

私は入社5年目で、入社後ずっとインフラソリューション課でエンジニアをしています。サーバーやネットワーク機器の構築作業、セキュリティやIT資産管理ツールの運用サポートなどシステム全体を支えるインフラの分野の業務を担当しています。基本的には本社に出社していますが、 必要に応じてクライアント先へ訪問し、現地での作業やサポートを行うこともあります。リモートワークができる業務もありますが、実際の機器に触りながら作業を行うこともあるので、基本的には出社して働くスタイルが中心です。

それぞれの部署の様子

R.Y

私が所属している部署は親会社のオフィス内で業務を行っています。業務はジェイエスフィットのチームで行っていて、その中で分からないことがあれば周りに教わりながら進めています。気軽に何でも話せるチームなので、雰囲気も良く安心して仕事に取り組むことができています。

K.S

私が所属している部署では、全体でおよそ30社を担当していて、その時々の問い合わせ内容に応じてチーム内で担当を決めています。だからこそ、チームの連携がとても重要です。先輩・後輩関係なく活発にコミュニケーションを取りながら仕事を進めていて、会話も多く、業務に関することも質問しやすいですね。

M.Y

私が所属している部署は、社内でも最大規模で、連帯感のあるチームだと自負しています。たとえば、短納期で大きな案件に対応するときは、課の垣根を越えて、地域をまたいで全員で一斉に取り組むんです。

K.S

地域をまたいで連携しているんですね。それだけ大規模な体制で取り組んでいるということですね。

M.Y

はい。大阪と名古屋、そしてR.Yさんのいる九段下にも課があって、課長同士、ほぼ毎日連絡を取り合っています。いつでも協力できる体制が整っていると思います。

R.Y

それぞれの部署で業務内容は異なるし、私のように勤務地が違うケースもありますが、どの部署も共通してチームで動く意識が強く、連帯感を大事にしているんですね。

入社後の研修について

K.S

入社直後に、NTTデータグループ全体の新入社員を対象とした研修がありましたよね。覚えていますか?

M.Y

はい、覚えてます。最初は名刺交換や議事録の書き方など、基本的なビジネスマナーに関する研修から始まりましたよね。その後に始まったプログラミング研修は確か1カ月半ほどあり、かなりボリュームがあった印象です。

K.S

事前に課題が出されて、その結果によって受講するコースが分かれる仕組みでしたよね。たしか私は、その結果で初心者向けのコースに振り分けられていたと思います。

M.Y

私も初心者コースだったと思います。ただ、研修が進むにつれて内容が徐々に難しくなっていきましたね。理解の早い人は次々と課題をクリアして進み、難しいと感じる部分は講師に質問しながら取り組むというスタイルでした。

K.S

私たち3人とも文系出身でしたが、しっかり取り組めば十分に理解できる内容でしたし、ITの基礎を身につける良い機会になりましたね。

M.Y

そうですね。すべてが直接仕事に結びついているわけではないですが、私はRPA(※1)やマクロなどの自動化技術を使う場面で、研修で学んだ基礎知識が役立ったと感じています。

※1 RPA(Robotic Process Automation/ロボティック・プロセス・オートメーション)とは、ソフトウェアロボットによって定型業務を自動化する技術です。時間や労力を削減し、業務の効率化を図ることができます。

K.S

グループ全体の研修が終わった後、各部署での研修はどうでしたか?

R.Y

私の場合は、しばらくの間「半分は研修、半分は実務」といった形で仕事を進めていました。配属先が証券のシステム開発を担当する課だったので、専門的なプログラミング言語を習得する必要があり、OJT(※2)で先輩に教わりながら実際の業務に取り組んでいました。

※2 OJT(On the Job Training)とは、職場で上司や先輩が部下や後輩に対して、実際の業務を通じて行う教育・指導の方法です。

M.Y

そういった専門的な内容って、難しそうなイメージがあるんですが、実際のところ大丈夫でしたか?

R.Y

全く問題ないです。先輩も代々、自分が覚えたことをOJTとして新人に教えるので、それで定着もしますしね。先輩もみんなゼロスタートで、自然と業務を通してプログラムが組めるようになるので心配ないです。

K.S

私は、課に配属されてから2カ月弱、課内の研修があって、「サーバーとは?」「LANとは?」「IPアドレスとは?」というようなシステムインフラの基礎を学んだあと、R.Yさんと一緒でOJTがスタートしました。先輩と一緒に作業をしながら、「この部品とこの部品をこうつなぐんだな」といったことを、実践を通して少しずつ覚えていきました。

M.Y

私は配属後、全ての課を回る研修がありました。10月頃までは、さまざまな課でいろんな仕事に携わっていました。データ入力や封入、目視検査など、デジタルなことからアナログなことまで幅広く学ぶ機会がありました。

R.Y

部署ごとに分かれると、専門的な知識を少しずつ身につけていく形になるんですね。

K.S

正直、最初は「覚えることが多そうだな…」と感じましたが、実際には先輩のフォローもあるし、OJTの中で実践しながら学べるので、着実に成長できる環境が整っていて、ありがたかったです。

M.Y

そうですね。業務を通じて学びながら成長していけるのは、すごく心強いですよね。研修が終わった後も、技術の進化に合わせて学ぶ機会は多いですし。最近は、生成AIなどの技術を活用して、お客様や社内の業務効率化を進める取り組みも増えていますよね。

K.S

新しい技術を活用した実証実験の場も新設されたと聞きました。業界的に次々と新しい技術が生まれるのでキャッチアップは大変ですが、その分、学ぶことが尽きないので、自然とスキルアップにつながりますよね。

R.Y

文系出身でITに興味があるけど心配な学生もいると思いますが、当社の研修体制は整っていますので安心して応募してほしいですね!

研修を終えて就いた、担当業務の思い出

R.Y

研修が終わって、新人として業務に入った後で、何か思い出に残っていることはありますか?

M.Y

私は、新人2名が中心となり、ベテラン社員がサポートに入る体制で、手作業で行っていた入力業務を自動化ツールの導入によって効率化するプロジェクトを担当したことですね。若手主体で進めるプロジェクトだったので不安もありましたが、先輩方のサポートもあって無事にやり遂げることができました。それだけでなく、お客様にも評価していただき、次年度の契約にもつながったことで、大きな達成感を得られましたし、自信につながる貴重な経験になりました。R.Yさんはどうですか?

R.Y

私は、数年前の法改正に伴う大規模なシステム改修を、年末までに完了させなければならなかった案件ですね。証券チームと協力会社を合わせて10人近くで対応し、なんとか期限に間に合わせることができました。まさに「総力戦」という感じで、チーム全員が一丸となって取り組んだ仕事だったので、とても印象に残っています。当社では、こうした大きなプロジェクトにも若手が関わるチャンスがあります。私も当時はまだ経験が浅いながら、チームの一員として一部の業務に携わりました。自分にできる範囲の業務を担当しましたが、プロジェクトに関わる中で多くのことを学び、成長につながる経験になりました。K.Sさんはどうでしょうか。

K.S

初めて先輩と2人で契約先の企業に行ったときのことですね。先輩がお客様と話をしている間に、私が作業を進めて、なんとか時間内に終えることができたんです。帰り道、先輩が「来てくれて助かったよ」と言いながらごはんをご馳走してくれて。あのときは本当にうれしかったですね。初めて現場で役に立てた実感があって、自分の成長を感じた瞬間でした。

M.Y

それぞれ印象に残っていることは違いますけど、どれも「チームで取り組んだからこそ乗り越えられた仕事」ですね。

K.S

確かに。最初は不安でも、先輩やチームの支えがあったからこそ、自信につながる経験ができたんだなと改めて思います。

R.Y

そうですね。研修が終わった後も、新しい経験を積むたびに学びがあって、少しずつ成長していくんだなと感じます。

K.S

今日は入社当時の初々しい頃を思い出しつつ、全く知らなかったそれぞれの部署の様子も知ることができて、いい時間でしたね。ありがとうございました。

R.Y/M.Y

ありがとうございました。