若手とベテラン社員が語る、当社の仕事
同じシステムソリューション1部に所属する若手2名とベテラン1名が、普段の様子を振り返りつつ、お互いの印象や思いを語ります。3人の会話を通して、皆さんが入社した後の社内の様子や、先輩・後輩の関係性を感じていただければ幸いです。
Member
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Y.K2019年 入社
商学部 -
A.I2004年 入社
商学部 -
Y.I2020年 入社
法学部
若手とベテラン、仕事の進め方に見るあれこれ


私が仕事の進め方として大切だと思っているのは、「ひとりで抱え込まないこと」なんですが、二人に伝わっていますか?

はい。普段から「抱え込まないように」と声を掛けていただいていますし、私も「ちゃんと話すこと」を心掛けています。A.Iさんを始めとする諸先輩方に話し掛けて情報を共有すると、その場で優先順位の付け方などのアドバイスを頂けるので助かります。

良かった。「仕事は抱え込んだら終わり」だからね。Y.Kさんはどうですか?今は私と一緒に動いてないから、直接の関わりは少ないですが。

私も「ひとりで抱え込まない」は意識しています。ひとりで完結できれば、正直楽ですが、実際そうはいかないですし。だからこそ、情報共有や社員間のコミュニケーションが欠かせないと感じています。意外と「説得が必要な場面」も多いですよね。相手に納得してもらえないと先に進めません。

そうですね。エンジニアって、パソコンの前でカチカチやっているイメージが強いと思うのですが、実はコミュニケーション能力がとても重要です。私たちの仕事だと、まずは営業に工数(※1)を説明し、納得してもらう必要があります。「これくらいかかるんだ」という根拠を示さないと、適正な見積もりを出してもらえません。
※1 ある仕事に対して必要となる作業量を示した数値。

そういう営業とのやりとりを見ていても、A.Iさんはさすがだなと思います。自分だと意図を伝えるのが難しいこともありますが、A.Iさんは的確に説明されますよね。それだけでなく、普段から細かいところにも気が付く、気が回る、鋭い視線を持っているなと感じています。

私も自分では「大丈夫だろう」と思っていたところも鋭く指摘していただき、コードレビュー(※2)時など、何度も助けていただきました。
※2 ソフトウェア開発の工程で、ソースコードを他の開発者が検証する作業。

ふたりとも、ありがとう。鋭い部分は、私が心配性なせいだと思います。本当は少しくらい失敗した方が若い頃はいいと思うんだけど、今は昔と違って、コンプライアンスやセキュリティの面から考えても失敗できない環境にあると思う。だから、なるべく失敗しないように、と思っています。

あと、どんなに忙しくても切羽詰まっている様子は一切見せないですよね、A.Iさん。憧れです。

いつもテキパキと仕事されていますよね。私はすぐつまずいてしまいます。

経験を積まないと、適切な優先順位の付け方が分からないですからね。経験の差ですよ。

A.Iさん、仕事の振り方・渡し方も上手ですよね。

それを分かってもらえるのは嬉しいです。仕事は、どう振るか・どう渡すかでその後の流れが決まると思っているので、背景や目的をキチンと伝えて、丁寧に渡すことを心掛けています。
ベテランから学ぶ説得のコツ


さっきのコミュニケーションの話に戻りますが、A.Iさんの説得の上手さはどうやって身につけたんですか?自分の要望も通しつつ、相手の立場も尊重し、お客さんの要望を叶えながら、当社の不利益にならないように話を進めているのを見て、いつもすごいなと思っています。

たぶん、若いうちは言われた通りにしてしまう、「お客さんや営業がこう言っているからそのまま従う」という考えになりがちだからかもしれません。これも経験の差だと思いますが、お客さんの立場で考えて、「このままだとこういう問題が起きるので」と、相手が困ることを伝えてから、こちらの要望を含めた話をするのが、コツの1つかもしれないです。自分たちが困るからではなく、お客さんが困るのを防ぐためにどうするか、という視点が大切だと思います。

でも、自分の考え・意見に自信がないと、なかなか言えないし、反論も難しいですよね。

そうだろうね。そこが経験の差かもしれない。経験を重ねて自信も説得力も、身に付いていくんだと思う。ところで、そんな経験の浅いふたりを見ていて、私が学ぶこともあるのですが、何だと思いますか?
えっ、何ですか?

「学ぶ姿勢」です。日々忙しいのに、ふたりとも資格の勉強を頑張っているでしょう?感心して見ています。
恐縮です…!

当社は携わるプロジェクトごとに必要な資格を取らせてくれたり、希望すれば、勉強会やセミナーにも参加させてもらえたりするので、とても良い環境だと思います。誰かが学びに行ったあと、社内にその知識をシェアする場もありますし、会社全体で技術・知識をアップデートさせていこうとする姿勢がありますよね。

この世界は、日々技術が進化するからね。アップデートし続けることが必須。そういう意味でも、ふたりのような若手の勉強熱心な姿を見て、刺激を受けています。
チームで乗り越える文化


部署内に「誰かが困っていたら、みんなで考えよう、解決しよう」という雰囲気があるのも、個人的にはすごく安心感があります。

確かにありますね。何か困ったことが起きたら、みんなが集まってきて、それぞれ持ち帰って考える…みたいな文化。

いい意味で、「人に頼る文化」がありますよね。「ひとりで抱え込まない」にも通じますが。

そうだね。仕事は任されるけど、「ひとりでやれ」とは言われない。ひとりでやってしまうと、逆に危ないからね。

頼る先も、徐々に分かってきますよね。「あの人、この前の仕事であのポジションやってたな」とか「〇〇についてよく質問受けてるな」とか、普段の部内の様子を見ていると、自然と分かってきて、「これに困ったら〇〇さんに聞こう」という認識が自然と生まれています。

確かに、入社直後は分からないけれど、みんな徐々に「得意な分野」が出てくるからね。私もなんとなく、部内メンバーの得手不得手は理解していると思います。

あと、皆さん「困っていそうだったら声を掛けよう」と、特に若手に対して、いつも気に掛けてくださっているのもうれしいです。

そう感じてくれているなら、良かったです。うちは文系出身者も多いからね。みんな最初は不安だろうけど、こうやって、みんなで、チームで乗り越える文化があるから、大丈夫です。
就活生へ向けてひとこと

最後に、この記事を見てくれている就職活動中の皆さんに向けて、メッセージを伝えて終わりたいと思います。まず、Y.Kさんお願いします。

人生は、会社に入ってからの時間の方が長いので、「これまで学んできたこと」にとらわれすぎなくていいと思います。会社も新卒に即戦力は求めておらず、成長を期待しています。なので、自分が成長できる、つまり「興味がわいて、学ぶ意欲がわく分野」を見つけることが大切です。学ぶ楽しさと、学んだものを活かす場がそこにあれば、好循環が生まれます。

では、次、Y.Iさんお願いします。

当社の文系出身者を代表して自信を持ってお伝えしたいのですが、技術系のスキルは入社後の研修と実際の仕事を通じて身に付けていけば大丈夫です。この仕事は、自分の技術や知識も向上し続けることができるし、スキルの上達が実力に直結するので分かりやすく、成長を感じられます。お客さんの希望を自分の技術力で実現し、喜んでもらえる、やりがいのある仕事だと思います。

では、最後に私から。結局のところ、大事なのは「入社してからどれだけやるか」だと思っています。だから、Y.KさんとY.Iさんが言ったことはその通りだと思います。それに、パソコンの前でひとりで取り組むのではなく、みんなで一緒に、お客さんと一緒に作っているので楽しいですし、やりがいのある仕事です。文系・理系関係なく、飛び込んでみてほしいと思います。あと、昨年本社オフィスが移転して、とても働きやすい環境になりました!フリーデスクで、リラックス空間もあって、イマドキなオフィスです。会社見学などで、ぜひ見に来てください。